宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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Y. Obana
最新状況 (09:01)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/22 07:00 C3.1
05:52 C6.2
05:17 C4.0
04:57 C6.1
04:30 C4.6
03:15 M1.3
12/21 04:48 C2.8
04:18 C2.7
12/20 16:40 M1.0
07:15 C1.9
02:07 C2.3
00:40 M1.0

黒点 12/21 (NOAA)
磁場 フレア
4311 1 β ---
4312 1 α C2
4314 4 β C3
4315 2 β M1
4316 4 β M1
4317 2 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:56 689 -0.9
-2 h 687 -4.3
-4 h 604 -1.1
-6 h 626 -1.1
-8 h 635 -1.9
-10 h 667 -6.4
-12 h 618 -3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -15 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
12/22 0.3 2x10^3
12/21 0.3 8x10^3
12/20 0.3 6x10^3
12/19 0.3 4x10^3
12/18 0.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/16 10:02 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。太陽は穏やかです。
2025/12/17 13:51 太陽風の速度は650km/秒まで高まり、高速の状態が続いています。北極航路の機内からのオーロラをどうぞ。
2025/12/18 12:13 太陽風は650km/秒と高速です。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/19 13:37 太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。
2025/12/20 08:47 太陽風の速度は500km/秒と少し下がりましたが高速です。アイスランドのオーロラをどうぞ。

2025/12/21 09:48 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんと高家幹夫さんより、
現地19日深夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

この夜は、22時過ぎまで雲に覆われていて、
22時半頃に雲が切れ始めたそうです。
気温は -2度と暖かい方だったそうですが、風がとても強かったとのことです。

1枚目は、オーロラを見つけて、
カメラをセットして間もなくの撮影とのことです。
オーロラのカーテンが三段重ねになっていて、
雰囲気のある写真になっています。
下の緑から、高い層の赤い光にかけて
真っ直ぐ上がっていく様子がとてもきれいです。

2枚目と3枚目の写真は、1枚目の写真の右側のオーロラを撮影しています。
写真の右側で明るく光っているのは木星です。
中央付近に北斗七星があり、写真の上の方に北極星が空高く光っています。
地上の雪景色もとてもきれいです。

この頃の太陽風は、速度は500km/秒と高速で、
磁場が弱い南寄りで推移していて、
AE指数は200nTくらいの小さい変化が起きていました。
写真のオーロラの様子もそれを反映している様です。

撮影したての貴重な写真をありがとうございます。
コロナホールの影響が近付いています。
オーロラの強まりに期待しています。



現在の太陽風は、速度が400km/秒に下がり、
平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、5nTと平均的な値でしたが、
グラフの後半で、弱くなったり、強くなったり、
上下に変化しています。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化していて、
最後で少し南向きに強まる変化が発生しています。
磁気圏は穏やかで、
AE指数は、小規模の変化が発生する程度です。

27日周期の図を見ると、
太陽風磁場の大まかな方向を示すセクターのグラフが、
「T」から「A」に切り替わっています。
到来のタイミングとしては、前周期とほぼ同じです。
この後、太陽風磁場の傾向が変わるでしょうか。

また、SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部のコロナホールが、西側(右側)に進んでいます。
この領域の影響はいつから始まるでしょうか。
コロナホールは、南東側(左下)へ大きく伸びています。
太陽風速度の高まりは、前周期と同じ様に長い期間続くかもしれません。


太陽は、北東(左上)の4315黒点群で
M1.0の中規模フレアが発生しています。
また、北東の端に4317黒点群が現れていて、
小さい活動が発生しています。

活動の規模は大きくなるでしょうか。



アイスランドのミーヴァトン湖畔で、現地(世界時)19日22時38分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランドのミーヴァトン湖畔で、現地(世界時)19日22時54分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランドのミーヴァトン湖畔で、現地(世界時)19日22時57分に撮影されたオーロラ。
(c) 高家幹夫氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。