宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (10:01)
今日、C4.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/27 09:26 C4.8
12/26 19:23 C4.6
18:08 C6.9
16:25 C3.5
12/25 13:20 C2.6
08:07 C2.7

黒点 12/27 (NOAA)
磁場 フレア
4312 1 α ---
4316 1 α ---
4317 9 β C3
4319 8 β C3
4320 1 α ---
4321 13 βδ C2
4322 2 β ---
4323 1 α C7
4324 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:12 514 +1.3
-2 h 509 -0.6
-4 h 523 +1.6
-6 h 526 +1.4
-8 h 512 +1.3
-10 h 536 -1.1
-12 h 515 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 1 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 18 -/ -
-6 h 20 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 10 -/ -
-12 h 9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
12/27 0.4 1x10^4
12/26 0.4 1x10^4
12/25 0.4 1x10^4
12/24 0.3 8x10^3
12/23 0.3 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/21 09:48 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/22 12:55 太陽風の速度は680km/秒に高まっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/23 12:45 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/24 09:53 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/25 11:53 太陽風は高速ですが、620km/秒に少し下がっています。

2025/12/26 13:29 更新
太陽風は530km/秒と高速ですが、磁気圏は穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんと高家幹夫さんより、
現地25日夜(日本時間は今朝)と、
撮影されたばかりのオーロラ写真をいただきました。

今日の太陽風やAE指数のグラフの中の時間帯で、
速度は550km/秒と高速ですが、
磁場の南北成分は0nT付近と磁気圏への影響は小さかった様で、
AE指数はとても小さい変化が見られる程度です。

送っていただいた写真でも、オーロラの光はとても弱く、
1枚目はほとんど見えず、天の川が空を大きく横切っています。
右上にオリオン座、真ん中の少し左下にカシオペア座が見えています。

2枚目で北の空の低いところに弱いオーロラが現れています。
3枚目は同じ頃に北の空です。
この日は天気が悪く、晴れ間を探して移動しての観測だったそうで、
北の低空は雲に覆われています。

4枚目ではオーロラは弱くなっています。
画像を強調すると、左下の天の川の辺りに赤い光が残っている様です。

23日や24日に紹介した写真と一転して、とても静かな空になっています。
その変化の様子に注目して下さい。
最新情報をどうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が600km/秒から530km/秒に次第に低下しています。
高速の状態は続いています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化する程度で、
磁気圏への影響は小さくなっています。
磁気圏の活動は次第に小さくなっていて、
AE指数は、前半は300nTくらいの小規模の変化が続いていますが、
後半は変化が小さくなり、磁気圏は穏やかになっています。
藤井さんの写真は、ちょうどこの頃に撮影されたものです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球の高緯度側にコロナホールが大きく広がっています。
緯度が高めですが、この領域の影響がこれから強まる可能性があります。
太陽風の速度が再び高まるかどうか、注目して下さい。

また、北東側(左上)にもコロナホールが見えています。
この領域の広がりはどのくらいでしょうか。


太陽はとても穏やかで、
X線グラフは、小さい変化が見られる程度です。



アイスランド南部で、現地(世界時)25日22時21分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド南部で、現地(世界時)25日22時41分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド南部で、現地(世界時)25日22時42分に撮影されたオーロラ。
(c) 高家幹夫氏


アイスランド南部で、現地(世界時)25日22時50分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。