宇宙天気ニュース |
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2025/12/16 10:02 更新 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、450〜470km/秒で推移していましたが、 グラフの最後で500km/秒に少し高まっています。 磁場強度も、5nTと平均的な状態から、 グラフの後半で少し高まり、 現在は12nTと強まった状態です。 GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を見ると、 赤道をまたいで縦に伸びるコロナホールは、 太陽の中心線を西側(右側)に過ぎたくらいで、 影響が来るには早そうです。 この後、太陽風の速度がどの様に変化するか注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの中ほどで南向きの変化が発生し、 AE指数では500〜800nTの中規模の変化が発生しています。 その後、磁場は北向きに強まり、磁気圏は穏やかになっています。 太陽は、北西の端(右上)の向こう側に進んだ 4304黒点群で活動が発生し、 X線グラフでC2.0とC3.9の小規模フレアが観測されています。 本当の規模はこれよりも大きかったかもしれません。 太陽のこちら側はおだやかな状態です。
(c) NOAA/SWPC ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。 マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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