宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (08:11)
昨日、C1.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/14 --- ---
9/13 17:32 C1.3
9/12 04:39 C1.8
02:02 C1.9
00:12 C7.6

黒点  9/13 (NOAA)
磁場 フレア
4211 1 α ---
4213 5 β C1
4214 1 α ---
4215 2 β ---
4216 8 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:06 347 +1.2
-2 h 351 -0.6
-4 h 345 -0.8
-6 h 346 -1.7
-8 h 349 -2.3
-10 h 351 -2.7
-12 h 367 -2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
07:30 5 -/ -
-2 h 2 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
9/14 0.3 4x10^3
9/13 0.3 2x10^3
9/12 0.3 9x10^2
9/11 0.3 2x10^3
9/10 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 9/ 8 13:37 太陽風の速度は560km/秒に高まっています。磁気圏はやや活動的です。
2025/ 9/ 9 13:03 太陽風の速度は下がり、やや高速の状態です。皆既月食の動画をどうぞ。
2025/ 9/10 14:00 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 9/11 13:19 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2025/ 9/12 13:13 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響が近付いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

2025/ 9/13 12:46 更新
太陽風は360km/秒と低速になっています。コロナホールの影響が近付いています。

担当 篠原

太陽風は、速度が400km/秒から360km/秒へ下がり、
低速になっています。
磁場強度は、6nTで安定していましたが、
グラフの後半で8nTに少し強まっています。

磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は500nT前後の中、小規模の変化が続いています。
現在は速度が下がっているので、影響は小さくなりそうです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールは太陽の西側に半分ほど進んでいて、
地球に影響が及び始める目安の位置に達しています。

この後、この領域から吹き出している
速度の高い太陽風が地球に到来すると思われます。
太陽風の磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、
速度の高まりとともに磁気圏の活動が強まります。
注目して下さい。


太陽のX線グラフは、
目立った変化はなく穏やかに推移しています。

一方、GOES衛星SUVI 304によると、
昨夜、12日23時半(世界時12日14時半)頃に、
南西の端(右下)から大きい噴出が発生しています。
太陽の向こう側で発生した現象です。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
太陽の下に向かって広がるCME(コロナ質量放出)が観測されています。
横向きの噴出なので、地球への影響はありません。

太陽を地球よりも右斜めから観測している
STEREO Ahead衛星のCOR2では、
CMEは太陽の右下寄りに飛び出しています。
太陽の向こう側で発生したことを示しています。



太陽の南西の端で発生した噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEが太陽の下側に広がっています。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星ではCMEは太陽の右下に広がっているので、太陽の向こう側の現象です。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。