宇宙天気ニュース

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

宇宙天気情報BOX
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Y. Obana
最新状況 (06:41)
昨日、M7.1の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 1 --- ---
12/31 22:14 M7.1
18:45 C3.6
10:28 C5.9
08:37 C2.8
02:45 C4.1
00:39 C4.9
12/30 17:38 C4.6
15:41 C5.0
09:18 C4.9
07:15 C3.7
05:35 C6.4
05:23 C4.5
03:06 C3.5
00:35 C4.1

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
4317 7 βγ C6
4321 8 βδ C5
4323 5 β ---
4324 10 βγ M7
4325 11 βγδ C6
4328 4 β ---
4329 2 β ---
4330 3 β C4
4331 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:36 455 +0.5
-2 h 472 +0.5
-4 h 463 +1.2
-6 h 500 +4.5
-8 h 473 +1.8
-10 h 442 -1.1
-12 h 424 -0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
06:30 8 -/ -
-2 h 14 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 16 -/ -
-8 h 24 -/ -
-10 h 17 -/ -
-12 h 28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
1/ 1 0.2 1x10^3
12/31 0.3 6x10^3
12/30 0.3 7x10^3
12/29 0.3 1x10^4
12/28 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/26 13:29 太陽風は530km/秒と高速ですが、磁気圏は穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/27 11:55 M5.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は520km/秒と高速の状態が続いています。
2025/12/28 13:44 太陽風の速度は460km/秒に下がり、高速風は終わっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/29 11:37 M1.3、M4.2、M2.2と中規模フレアが3回発生しています。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/30 10:22 太陽風の速度は390km/秒に下がり、やや低速です。磁気圏は穏やかです。

2025/12/31 11:02 更新
太陽風は400km/秒前後と平均的な速度です。

担当 篠原

太陽風の速度は、380〜420km/秒の間をゆっくり変化していて、
平均的な速度で安定しています。
磁場強度は、グラフの前半は5nTで推移していますが、
後半から少し強まり、8nT程度の変化が見られる様になっています。

磁場の南北成分は、グラフの中程でしばらく南寄りが続き、
磁気圏の活動が少し強まりました。
AE指数では、600nTの中規模の変化が発生しています。
その後は、磁場は北寄りに変わって、
AE指数は変化がなくなっています。
現在の磁気圏は穏やかです。

太陽風磁場の大まかな方向を示している2番目のグラフを見ると、
「A」から「T」に切り替わりかけています。
27日周期の図では、前周期の太陽風も
この頃(12月3日)に磁場の切り替わりが発生しています。
その変化が回帰して来た様です。

前周期は、この切り替わりに続いて速度の上昇が始まっています。
今回はどうなるでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールは西側(右側)にだいぶ進んでいて、
影響が地球に及び始める目安の位置に達しています。

昨日のニュースで紹介したNOAA/SWPCの太陽風予報は、
その後更新されて、
世界時28日に発生したCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れは、
地球へはほとんどやって来ないようです。
この後の太陽風の強まりは、コロナホールのものだけになりそうです。


太陽は、北東(左上)の4324黒点群でC5.0、
南東(左下)の4325群でC4.9、C5.9(X線グラフの右端です)、
その左下の4330群(黒点は見えなくなっています)でC4.0、
などの小規模フレアが発生しています。

4325群で小さい活動が目立っています。
この後、フレアの規模はどうなるでしょうか。



これで2025年最後のニュースとなりそうです。
今年も1年間どうもありがとうございました。
引き続き、2026年もよろしくお願いします。

それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。