宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 6/26 14:04 更新 高速太陽風が到来し、速度は680km/秒に高まっています。 担当 篠原 GOES衛星のコロナグラフで、 新月が画面を横切る様子が見えていました。 この話題はspaceweather.comの2月28日の記事で紹介されていて、 気になっていたのですが、ちょうど見かけました。 新月なのに月の模様が見えているのは、 地球による太陽光の反射、地球照のためです。 今朝、26日4時(世界時25日19時)頃から太陽風の速度が高まり、 430km/秒と平均的な状態から、 680km/秒と高速の状態に変わっています。 SDO衛星AIA193で見えていた コロナホールの影響が始まった様です。 27日周期の図を見ると、 前周期よりも1〜2日ほど遅れて高速風が始まりました。 速度の高まりとしては、前回と同じくらいです。 太陽風磁場は、昨日のニュースの後10nTに強まり、 速度の高まりの頃に15nTへ強まって、現在は10nTに戻っています。 強まっている状態は続いています。 南北成分は、速度が高まる少し前に-10nTと南向きに強まり、 AE指数は1000nTに達する大きい変化が発生しています。 その後磁場は北向きに切り替わって、 グラフの最後は再び南向きになっています。 この後はどちら寄りで推移するでしょうか。 速度が高まっているので、 南寄りになると磁気圏の活動も活発になるでしょう。 太陽は穏やかな状態が続いています。 X線グラフは特に変化は見られません。
(c) NOAA/SWPC ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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