宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
今日、M4.8の中規模フレアが発生しました。
また、M2.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/15 12:50 M4.8
12:33 C9.1
12:04 C5.6
10:26 C7.7
08:56 C5.3
08:33 C4.3
07:54 C3.4
06:33 C7.8
05:30 M3.1
04:30 C7.0
02:48 C6.5
01:59 C3.7
00:14 C5.0
10/14 23:49 C3.6
23:00 C6.3
22:19 C8.2
21:41 M2.0
21:18 C2.7
20:03 C3.3
17:47 C5.5
14:26 C3.9
11:58 C4.3
09:35 M2.0
03:46 C8.0
02:56 C3.0
01:42 C7.2
00:58 C3.4
00:38 C2.6
10/13 21:56 M1.3
19:33 C9.5
17:59 M2.7
17:41 C2.1
16:23 C9.8
15:43 C7.6
14:01 M1.9
12:56 C5.8
09:04 C6.4
08:24 C3.5
06:21 C4.4

黒点 10/15 (NOAA)
磁場 フレア
4246 27 βγδ M3
4248 16 βγδ M2
4250 2 β C2
4251 1 α ---
4252 1 α ---
4254 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:44 421 -2.0
-2 h 448 -1.8
-4 h 409 -2.1
-6 h 551 +1.4
-8 h 553 +1.0
-10 h 575 +2.9
-12 h 563 +3.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -21 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 8 -/ -
-8 h 6 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
10/15 0.3 7x10^3
10/14 0.4 8x10^3
10/13 0.3 4x10^3
10/12 0.3 1x10^4
10/11 0.3 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/10 14:45 太陽風の速度は300km/秒とより低速になっています。
2025/10/11 14:23 太陽風は370km/秒とやや低速です。コロナホールの影響が近付いています。
2025/10/12 13:20 高速の太陽風が始まりました。速度は700km/秒に高まっています。
2025/10/13 13:48 太陽風は700km/秒台の高速風が続いています。C9.6、C9.3の小規模フレアが発生しました。
2025/10/14 12:56 太陽風は700km/秒の高速風が続いています。Mクラスフレアが4回発生しています。
最新のニュース

2025/10/15 13:49 更新
太陽風は高速ですが、550km/秒と少し下がっています。M3.1、M4.8の中規模フレアが発生しています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の午後から低下して、
夜には550km/秒程度に下がり、以降、この速度で推移しています。
高速の状態は続いていますが、勢いは少し落ち着いています。

磁場強度は、4nTと平均的な状態です。
南北成分は、グラフの途中まで北寄りが続き、
最後で南寄りに変わっています。
磁気圏の活動は穏やかになって、
AE指数の変化は少なくなっていましたが、
こちらも最後は小規模の変化が発生しています。

この後、磁場の南北成分は、どちら寄りで推移するでしょうか。

GOES衛星SUVI 195では、
北東側(左上)にコロナホールが見えています。
4〜5日後くらいから、この領域の影響が始まりそうです。


太陽は、北西に進んだ4246黒点群の活動が続いています。
昨日のニュース以降も、
C6.0、C8.2、C6.5、C7.3、M3.1、C7.8、C6.3、
そしてM4.8と、小規模、中規模のフレアが次々に発生しています。
2つのMクラスフレアの動画をそれぞれ掲載します。
M4.8は、発生直後なので、途中までの動画です。

4246群の活動では、
13日のニュースでお知らせしたCME(コロナ質量放出)
による太陽風の乱れが、今夜くらいに到来する可能性があり、
その後の活動の乱れもやって来る可能性があるとのことです。
注目して下さい。

また、中心部の4248群でも、
昨夜、14日21時半(世界時14日12時半)に
M2.0の中規模フレアが発生しています。

時間はさかのぼりますが、
昨日の朝、14日9時(世界時14日0時)頃に、
太陽の北東の端(左上)でプロミネンス噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。

この噴出により、CMEが太陽の左側に飛び出していて、
SOHO衛星LASCO C2、C3で観測されています。
横向きの噴出なので、地球への影響はありません。



4246黒点群で発生した、M3.1の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


4246黒点群で発生した、M4.8の中規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左側へ飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。