宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:55)
今日、M3.1の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 9 10:34 M1.2
09:22 M2.0
08:50 C2.6
07:03 M1.2
06:00 M3.1
00:48 C4.7
00:01 C3.7
12/ 8 22:57 C4.8
21:42 M1.0
21:19 C5.2
17:52 C8.0
15:41 M1.8
14:20 C3.5
13:54 X1.1
13:18 C6.2
12:43 C4.1
11:50 C3.6
10:39 C2.7
09:33 M2.0
08:56 M2.4
07:56 C3.7
07:32 C6.7
06:17 C5.4
05:41 C6.3
04:04 C3.7
02:23 C4.9
12/ 7 22:22 C3.4
20:53 C7.5
19:11 C2.7
18:52 C3.3
18:33 C2.8
16:57 C3.4
16:33 C4.4
05:31 M8.1
04:01 M1.1

黒点 12/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
4294 32 βγδ M3
4295 1 α ---
4296 14 βδ C4
4298 5 β X1
4299 7 βδ M8
4300 1 α ---
4303 3 β ---
4304 3 β M2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 363 -2.3
-2 h 395 -2.5
-4 h 352 -3.6
-6 h 366 -2.7
-8 h 334 -1.4
-10 h 336 -1.2
-12 h 347 +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -15 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
12/ 9 0.3 1x10^3
12/ 8 0.7 2x10^3
12/ 7 1.0 4x10^3
12/ 6 0.3 2x10^3
12/ 5 0.3 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/ 4 12:23 高速太陽風が到来して、速度は650km/秒に高まっています。11月の黒点相対数は 91.8 でした。
2025/12/ 5 12:53 太陽風は、620km/秒と高速の状態が続いています。
2025/12/ 6 12:52 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏もある程度活動的です。
2025/12/ 7 12:47 太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。M8.1の中規模フレアが発生しました。
2025/12/ 8 12:43 太陽風は、400km/秒と平均的な速度に戻っています。
最新のニュース

2025/12/ 9 10:55 更新
X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。CMEによる乱れが到来する可能性があります。

担当 篠原

太陽は、フレアの発生が増えています。

昨日の昼、8日14時(世界時8日5時)に、
南西(右下)の4298黒点群でX1.1の大規模フレアが発生し、
その後、4298群では、隣の4294群と合わせて、
C8.0、C5.2、M1.0、C4.7、M3.1、C4.6
などの小、中規模のフレアが発生しています。

また、中心部北西(右上)の4299群と4304群も活動が強まって、
M1.8、M1.2、M2.0と中規模フレアが発生しています。

引き続き注目して下さい。


太陽風は、速度が400km/秒から350km/秒へ下がり、
低速になっています。
磁場強度は、7nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りから南寄りへゆっくり切り替わっています。
速度が下がって来たので、影響は限定的で、
AE指数はとても小さい変化が見える程度です。
磁気圏は穏やかに推移しています。

7日の朝に発生したCME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが、
この後、到来する可能性があります。
太陽風速度の高まりや磁場の強まり、
特に磁場の南向きの変化に注目して下さい。
活発なオーロラの活動は発生するでしょうか。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真では、
北東側(左上)にコロナホールが細く見えています。
前周期よりも見え方が淡くなっています。
影響はどうなるでしょうか。



4298黒点群で発生した、X1.1の大規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真(SOHO衛星の画像ページより取得)。
マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。