宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:29)
今日、M3.2の中規模フレアが発生しました。
また、M2.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/14 09:37 C5.3
09:13 C6.4
08:46 C4.5
06:45 M1.6
05:39 C4.8
03:30 M3.2
00:01 M1.2
4/13 22:49 C8.5
18:44 M1.4
17:11 C7.6
15:39 M1.0
13:48 M2.3
13:24 M1.1
12:46 M1.1
12:28 C6.5
11:37 C6.5
10:22 M1.0
09:46 C9.4
08:03 M1.2
06:26 M1.6
05:46 C7.9
04:41 C5.5
02:04 C7.0
4/12 23:48 M1.3
23:27 C4.6
21:33 M2.3
20:37 M2.7
20:10 M2.0
19:21 C9.2
18:42 C5.8
16:33 C8.4
16:12 M1.0
15:24 C5.2
14:39 M1.2
14:01 C6.8
13:41 M1.1
12:33 C8.2
11:26 C4.0
10:35 C4.0
09:37 C6.1
07:08 M1.0
03:41 C6.8
01:42 M1.0
01:11 C7.4

黒点  4/14 (NOAA)
磁場 フレア
4055 14 βγδ M3
4056 1 α ---
4058 4 β ---
4060 6 βγ C6
4061 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 431 -5.6
-2 h 425 -1.6
-4 h 430 +0.1
-6 h 439 -5.2
-8 h 446 -4.4
-10 h 460 -0.5
-12 h 474 +1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -18 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -35 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
4/14 0.2 4x10^3
4/13 0.2 8x10^3
4/12 0.2 8x10^3
4/11 0.3 7x10^3
4/10 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 4/ 9 12:17 太陽風は高速になっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 4/10 13:39 太陽風はやや高速です。磁気圏もやや活動的です。
2025/ 4/11 13:43 太陽風は平均的な状態に戻っています。
2025/ 4/12 13:33 太陽風は平均的な速度です。太陽でフレアが増えています。
2025/ 4/13 12:44 太陽風の速度が高まっています。フィラメント噴出が発生しました。
最新のニュース

2025/ 4/14 12:29 更新
フィラメント噴出による太陽風の乱れが地球に向かっています。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

昨日のニュースの直後、13日13時(世界時13日4時)頃に、
太陽の中心部の南側でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

SOHO衛星LASCO C2、C3によると、
噴出したガスは、太陽の下寄りがやや濃くなっていますが、
太陽全体を囲む様に広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)になっています。

NOAA/SWPCの太陽風予報によると、
この噴出による太陽風の乱れは、
明後日の未明、16日3時(世界時15日18時)頃に
地球に到来する可能性があるとのことです。
この場合、到来まで2日半かかることになります。

太陽風速度の高まりはあまり大きくないと思いますが、
磁場の強まりがやって来て、南向きに大きく変化すると、
磁気圏の活動が激しくなる可能性があります。
注目して下さい。

また、太陽では北西の端(右上)に達した4055黒点群の活動が続き、
M1.1、M1.1、M2.3、M1.0、M1.4、M1.2、M1.2、M3.2、M1.6と、
中規模フレアが次々に発生しています。
X線グラフがにぎやかになっています。

一方、太陽の東側(左側)の活動は少なく、
4060群でC6.3の小規模フレアが発生した程度です。
4055群が見えなくなった後、太陽は穏やかになりそうです。


太陽風は、速度が520km/秒から420km/秒へ下がり、
平均的な速さに戻っています。
速度の高まりは、1日程度で終わっています。

太陽風の磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態でしたが、
グラフの最後で8nTに少し強まっています。
南北成分は、グラフの中程から南向きに強まり、
-5nT程度の状態が続いています。

速度が高まっていないので影響は限定的ですが、
AE指数は700nT程度の中規模の変化がしばらく続いています。
磁場の南寄りの傾向はこの後も続くでしょうか。




太陽の中心部南側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO衛星AIA304、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を囲む様に広がるハロー型のCMEが発生しました。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽風の乱れは、16日3時(世界時15日18時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。