宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/19 10:48 M1.0
09:35 C3.8
06:41 C8.0
06:18 C3.1
10/18 23:48 C7.4
19:37 M1.5
17:41 C8.3
16:37 C6.0
15:33 M1.3
14:46 C9.9
13:31 C7.1
11:31 M1.1
11:05 C9.5
09:24 M1.0
08:26 C9.0
06:30 C7.0
05:26 C4.6
03:56 M1.1
01:16 M1.3
10/17 23:56 C5.8
23:23 M1.0
22:07 C8.5
21:30 M1.1
21:03 C6.2
19:15 C6.7
15:30 C7.1
14:37 C8.0
11:07 C4.1
10:13 M1.5
08:13 M1.0
07:41 C5.5
05:27 C5.8
04:03 M1.1
00:59 C4.7

黒点 10/19 (NOAA)
磁場 フレア
4246 5 β M2
4248 7 β C8
4252 6 β ---
4254 1 α ---
4256 6 β C9
4257 2 α ---
4258 8 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 496 +0.1
-2 h 481 -2.4
-4 h 480 -6.1
-6 h 515 -0.4
-8 h 538 -7.1
-10 h 512 -7.3
-12 h 525 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -52 -/ -
-2 h -39 -/ -
-4 h -39 -/ -
-6 h -54 -/ -
-8 h -59 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
10/19 0.2 8x10^2
10/18 0.3 3x10^3
10/17 0.3 6x10^3
10/16 0.3 4x10^3
10/15 0.3 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/14 12:56 太陽風は700km/秒の高速風が続いています。Mクラスフレアが4回発生しています。
2025/10/15 13:49 太陽風は高速ですが、550km/秒と少し下がっています。M3.1、M4.8の中規模フレアが発生しています。
2025/10/16 11:58 4246黒点群で、Mクラスフレアの発生が続いています。高速太陽風は終わりました。
2025/10/17 13:56 太陽風は平均的な状態です。磁気圏は穏やかです。
2025/10/18 13:48 太陽風は平均的な速度で安定しています。Mクラスフレアの発生が続いています。
最新のニュース

2025/10/19 12:41 更新
高速太陽風が到来し、速度は500km/秒に高まっています。4246群は見えなくなりました。

担当 篠原

昨夜、18日19時(世界時18日10時)過ぎに
太陽風の速度は500km/秒へ高まり、高速風が始まりました。
GOES衛星SUVI 195で注目していた
コロナホールの影響がやって来た様です。

太陽風の速度は、以降も500km/秒前後で推移しています。
磁場強度は、速度が高まる前に20nTに強まる変化が発生し、
その後は10nT、グラフの最後は7nTくらいになっています。

27日周期の図を見ると、
太陽風速度の高まりは前周期よりも1日ほど早くやって来ました。
前周期は4日ほど速度の高まりが続いています。
今回はどのくらいの期間になるでしょうか。

磁場の南北成分は、グラフの後半は南向きになっています。
速度の高まりも重なって、磁気圏の活動は強まっています。
AE指数は、1000nTに達する大きい変化も発生しています。

グラフの最後では、南北成分は0nTに近付いています。
この後はどちら寄りで変化するでしょうか。
注目して下さい。


太陽は、4246黒点群の活動が続き、
C9.9、M1.2、M1.3、M1.5、C8.0、M1.0など、
小、中規模のフレアが続いています。

今日掲載の可視光写真では、
4246群は北西の端(右上)に沈んで、見えなくなっています。
この後は、太陽は静かになりそうです。



GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。