宇宙天気ニュース

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)	Supported by NIT, Kagoshima College
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の

宇宙天気概況

Y. Obana

最新状況 (14:18)

今日、M2.0の中規模フレアが発生しました。
また、M4.4の中規模フレアが昨日発生しています。

太陽風南向き磁場がやや強くなっています。

磁気嵐がやや発達しています。

太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)

発生日	JST	検出
12/12	13:26	M2.0
	08:37	C2.4
	07:29	C2.3
	02:07	C2.4
	00:39	C9.7
	00:16	C4.5
12/11	21:07	C2.3
	19:15	C2.4
	18:22	C5.0
	07:46	C4.8
	07:02	M4.4
	04:20	C3.8
12/10	23:57	C3.4
	22:56	C3.7
	22:34	M1.6
	19:23	C4.1
	18:37	M1.0
	16:25	M1.9
	15:18	C3.6
	14:33	C3.1
	14:00	C4.1
	13:18	M1.2
	12:05	C9.5
	11:31	C8.0
	09:54	C7.8
	09:33	C4.5
	08:16	M1.5
	07:33	C3.7
	06:31	C5.0
	05:56	C3.4
	03:53	C3.9
	01:54	C3.8

黒点 12/12 (NOAA)

群	数	磁場	フレア
4294	15	βγδ	M4
4296	6	βγ	M2
4299	4	β	C5
4304	6	βγ	C7
4305	8	β	C4
4306	5	β	---
4307	9	β	---

太陽風 (DSCOVR)

時刻 JST	速度 km/s	南北磁場 nT
14:06	441	-4.3
-2 h	459	-6.0
-4 h	436	-6.9
-6 h	412	-6.0
-8 h	417	-1.2
-10 h	425	+4.9
-12 h	424	-9.7

磁気圏 (京大)

時刻 JST	Dst nT	nT
13:30	-62	-/ -
-2 h	-35	-/ -
-4 h	-31	-/ -
-6 h	-30	-/ -
-8 h	-37	-/ -
-10 h	-32	-/ -
-12 h	-40	-/ -

放射線 (GOES)

時刻 JST	プロトン 10MeV	電子 2MeV
最新	0.2 →	1x10^2
12/12	0.2	4x10^2
12/11	0.2	2x10^3
12/10	0.4	2x10^3
12/ 9	0.4	1x10^3
12/ 8	0.7	2x10^3

静か

激しい

非常に

リアルタイムデータ

27日周期・短期

太陽写真 (swnews)

黒点・群・動画 (SDO)

X線3日・1日 (GOES)

SolarMonitor (TCD)

Latest Events (SolarSoft)

AIA193・動画 (SDO)

AIA304・動画 (SDO)

AIA131・動画 (SDO)

GOES SUVI (NOAA)

LASCO (SOHO)

CCOR-1 (GOES)

ACE1日・7日 (ACE)

K指数 (NOAA)

情報ページ

Space Weather Prediction Center

これまでの経過 (過去のニュースの閲覧・全リスト): 2025/12/ 7 12:47　太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。M8.1の中規模フレアが発生しました。; 2025/12/ 8 12:43　太陽風は、400km/秒と平均的な速度に戻っています。; 2025/12/ 9 10:55　X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。CMEによる乱れが到来する可能性があります。; 2025/12/10 13:22　太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。フレアの発生が続いています。; 2025/12/11 12:44　太陽風磁場の強まりが到来し、南向きに変化して磁気圏の活動が強まっています。; 最新のニュース

2025/12/12 14:18　更新
太陽風磁場の強まりは下がって来ました。速さは平均的な状態です。

担当　篠原

太陽風の速度は、410km/秒から450km/秒に少し上がっています。
速さとしては平均的な状態です。
磁場強度は、昨夜までは20nTに強まっていましたが、
今朝にかけて10nTに下がり、現在もこの値です。
値は下がりましたが、強まった状態は続いています。

磁場の南北成分は、グラフの前半は北向きでしたが、
後半から南向きになって、-10nT近い強まりになっています。
磁気圏の活動は限定的で、
AE指数は、グラフの後半に1300nTの大きい変化が起きていますが、
その前後は小さい変化に留まっています。

GOES衛星SUVI 195では、
北半球のコロナホールは西側(右側)に進み、
明日くらいから影響が始まるかもしれません。
広がりは高緯度側に伸びて、東側(左側)で再び低緯度側に下がっています。
この間、太陽風の速度はどのように変化するでしょうか。

太陽は、南西の端(右下)に達した4294黒点群で、
C9.7と大きい小規模フレアが発生しています。
また、隣の4296群で、
ちょうど今、M2.0の中規模フレアが発生しました。
X線グラフの最後の高まりです。

これらの領域が太陽の向こう側に進むと、
太陽は穏やかになりそうです。