宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:47)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/20 07:15 C1.9
02:07 C2.3
00:40 M1.0
12/19 22:10 C2.2
14:37 C1.9
12/18 16:45 C3.2
12:07 C1.7
08:22 C2.0

黒点 12/19 (NOAA)
磁場 フレア
4305 1 α ---
4307 5 β C2
4308 1 α C2
4310 2 β ---
4311 5 β ---
4312 1 α C3
4313 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:36 476 -1.3
-2 h 499 -0.6
-4 h 518 -2.1
-6 h 529 -0.4
-8 h 527 +1.8
-10 h 515 +0.8
-12 h 538 +2.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 -5 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 13 -/ -
-6 h 13 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 - 3x10^3
12/20 0.3 5x10^3
12/19 0.3 4x10^3
12/18 0.2 2x10^3
12/17 0.3 2x10^3
12/16 0.3 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/15 12:36 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2025/12/16 10:02 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。太陽は穏やかです。
2025/12/17 13:51 太陽風の速度は650km/秒まで高まり、高速の状態が続いています。北極航路の機内からのオーロラをどうぞ。
2025/12/18 12:13 太陽風は650km/秒と高速です。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/19 13:37 太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。
最新のニュース

2025/12/20 08:47 更新
太陽風の速度は500km/秒と少し下がりましたが高速です。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんと高家幹夫さんより、
現地19日未明に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

現地の気温は -7度で、風は弱く、湿度が高く感じられたそうです。
晴れ間が少しの時間だけやって来たとの事ですが、
写真の背景はとてもきれいな星空になっています。
短いチャンスを見事に捉えた写真です。

今日の図で見ることができますが、
この頃の太陽風は、速度は600km/秒と高まっていましたが、
磁場の南向きの変化が少なく、磁気圏は穏やかでした。
AE指数は、直後に200nTの小さい変化が起きた程度です。
この様な条件でのオーロラの見え方として参考になります。

2、3枚目の写真の左側の赤い光は、地熱発電所だそうです。
湯気の上がり方に迫力があります。
3枚目の写真は、1枚目の撮影の直後です。
1枚目のオーロラと位置関係など比較して下さい。

きれいなオーロラの速報写真をどうもありがとうございます。



太陽風は、速度が600km/秒から500km/秒へ次第に低下しています。
高速の状態は続いていますが、勢いは下がって来ました。
磁場強度は、5nTから3nTへ少し下がり、
やや弱い状態になっています。

磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に弱く変化しています。
磁気圏の活動は弱く、
AE指数は200nTくらいの小規模の変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
西側(右側)のコロナホールは端まで達して、見にくくなっています。
一方、中心部には次のコロナホールが大きく広がっています。
先頭(右端)が太陽の中心線に達しているので、
3日後くらいから影響が始まりそうですが、
27日周期の図を見ると、
前周期は明日に相当する11月24日から速度が高まっています。
今回は、現在の高速風がこのまま続くのかもしれません。
今後の推移に注目して下さい。


太陽は、20日0時半(世界時19日15時半)に、
南西の端(右下)の少し向こう側でM1.0の中規模フレアが発生しました。


こちら側の見えている領域は穏やかです。




アイスランドのミーヴァトン湖畔で、現地(世界時)19日1時17分に撮影されたオーロラ。
(c) 高家幹夫氏


アイスランドのミーヴァトン湖畔で、現地(世界時)19日1時20分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランドのミーヴァトン湖畔で、現地(世界時)19日1時18分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC



27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。