宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 4/17 12:51 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 昨日のニュース以降、北寄りの状態が続いていた 太陽風磁場の南北成分が、 昨夜、16日19時半(世界時16日10時半)頃に南向きに変わり、 その後、-15nT程度の強い南向きが、 今朝、17日4時半(世界時16日19時半)まで続きました。 この間、太陽風の速度は530km/秒から480km/秒へ ゆっくりと下がっていきましたが、高速の状態が続きました。 このため、磁気圏の活動が活発になり、 AE指数は、1000〜1500nTの大きい変化が8時間にわたって続き、 Dst指数は、-127nTと中規模の磁気嵐が発生しています。 ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、 現地17日4時28分(世界時16日16時28分)に撮影された オーロラの写真をいただきました。 AE指数は1200nTに達し、Dst指数は変化が最大になる少し前の撮影です。 満月から4日後くらいの明るい月が輝いていたそうですが (地上の景色が明るく写っています)、 オーロラの姿がきれいに写っています。 写真の中心の低いところの明るい星はカノープスの様です。 低く見えていますが、天の南極に対して下方通過しているところです。 今朝撮ったばかりの速報写真をありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は500km/秒と少し高まり、 磁場強度は次第に下がって10nTですが、 強まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、今朝以降は北寄りです。 磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数はほとんど変化がなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 3日後くらいから、この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。 太陽は、東側(左側)の4062黒点群で C3.1の小規模フレアが発生した程度で、 穏やかな状態です。
(c) 米戸 実氏 ![]() Dst指数は、-127nTまで下がりましたマイナス方向に強まります)。 (c) 京都大学WDC ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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