宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:51)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/17 08:45 C3.1
4/16 21:26 C2.4
13:22 C8.1
05:11 C3.1
02:39 M1.3
4/15 19:07 M1.5
18:20 C4.4
13:52 C5.2
11:48 C4.0
10:26 C3.0
04:46 C6.8
03:37 C6.2
00:34 C4.9

黒点  4/17 (NOAA)
磁場 フレア
4056 1 α ---
4060 11 βγ ---
4062 3 βγ C3
4063 2 β ---
4064 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:44 499 +5.4
-2 h 496 +8.0
-4 h 473 +5.7
-6 h 458 +5.7
-8 h 482 -12.1
-10 h 488 -15.3
-12 h 495 -16.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -53 -/ -
-2 h -61 -/ -
-4 h -72 -/ -
-6 h -101 -/ -
-8 h -109 -/ -
-10 h -127 -/ -
-12 h -104 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
4/17 0.2 5x10^2
4/16 0.2 5x10^3
4/15 0.2 4x10^3
4/14 0.2 4x10^3
4/13 0.2 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 4/12 13:33 太陽風は平均的な速度です。太陽でフレアが増えています。
2025/ 4/13 12:44 太陽風の速度が高まっています。フィラメント噴出が発生しました。
2025/ 4/14 12:29 フィラメント噴出による太陽風の乱れが地球に向かっています。太陽風は平均的な速度です。
2025/ 4/15 13:14 太陽風は平均的な状態です。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2025/ 4/16 12:31 太陽風の乱れが到来し、速度が600km/秒に高まっています。
最新のニュース

2025/ 4/17 12:51 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日のニュース以降、北寄りの状態が続いていた
太陽風磁場の南北成分が、
昨夜、16日19時半(世界時16日10時半)頃に南向きに変わり、
その後、-15nT程度の強い南向きが、
今朝、17日4時半(世界時16日19時半)まで続きました。

この間、太陽風の速度は530km/秒から480km/秒へ
ゆっくりと下がっていきましたが、高速の状態が続きました。

このため、磁気圏の活動が活発になり、
AE指数は、1000〜1500nTの大きい変化が8時間にわたって続き、
Dst指数は、-127nTと中規模の磁気嵐が発生しています。

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
現地17日4時28分(世界時16日16時28分)に撮影された
オーロラの写真をいただきました。
AE指数は1200nTに達し、Dst指数は変化が最大になる少し前の撮影です。

満月から4日後くらいの明るい月が輝いていたそうですが
(地上の景色が明るく写っています)、
オーロラの姿がきれいに写っています。
写真の中心の低いところの明るい星はカノープスの様です。
低く見えていますが、天の南極に対して下方通過しているところです。

今朝撮ったばかりの速報写真をありがとうございます。


現在の太陽風は、速度は500km/秒と少し高まり、
磁場強度は次第に下がって10nTですが、
強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、今朝以降は北寄りです。
磁気圏は穏やかになっていて、
AE指数はほとんど変化がなくなっています。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから、この領域の影響で太陽風の速度が高まりそうです。


太陽は、東側(左側)の4062黒点群で
C3.1の小規模フレアが発生した程度で、
穏やかな状態です。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地17日4時28分(世界時16日16時28分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


Dst指数は、-127nTまで下がりましたマイナス方向に強まります)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。