宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:44)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/22 09:54 C9.9
03:28 M1.9
4/21 09:13 C3.9
02:04 C4.3
4/20 20:37 M1.0
16:50 C2.2
15:18 C2.0
01:23 C4.3

黒点  4/22 (NOAA)
磁場 フレア
4060 2 α ---
4062 15 β M2
4063 9 β C4
4064 19 β C4
4065 3 β C4
4066 4 α ---
4067 2 β ---
4068 3 β M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 640 +2.9
-2 h 618 +0.5
-4 h 656 +3.2
-6 h 636 +2.5
-8 h 651 +6.4
-10 h 658 -4.2
-12 h 670 -0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -28 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
4/22 0.2 9x10^2
4/21 0.2 1x10^3
4/20 0.2 1x10^3
4/19 0.2 5x10^2
4/18 0.2 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 4/17 12:51 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2025/ 4/18 12:39 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2025/ 4/19 12:52 M4.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2025/ 4/20 13:10 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響で速度が高まりそうです。
2025/ 4/21 12:24 太陽風の磁場強度が強まっています。高速太陽風が始まるかもしれません。
最新のニュース

2025/ 4/22 13:44 更新
太陽風は600km/秒台の高速風になっています。磁気圏も活動的です。

担当 篠原

昨日の午後から太陽風の速度が高まり始め、
夕方、21日18時(世界時21日9時)頃に600km/秒、
そして、21日22時(世界時21日13時)頃には、
700km/秒まで高まりました。
その後少し下がりましたが、
現在も630km/秒前後の高速の状態が続いています。

太陽風の磁場強度は、速度が高まると下がり始め、
18nTと強まった状態から、現在は6nTと平均的な値に戻っています。
南北成分は、グラフの前半は南北に変化していますが、
後半はやや北寄りの傾向になっています。

磁気圏の活動は高まっていて、
AE指数は800nT前後の中規模の変化が繰り返し発生しています。
グラフの後半で変化がやや小さくなっているのは、
磁場が北寄りになってきたためでしょう。

SDO衛星AIA193を見ると、
南半球のコロナホールは、
大きい広がりが西半球(右側)に進んでいますが、
南東側(左下)にも次の広がりが見えています。
この領域の影響もやって来ると、
高速風は1週間くらい後まで続くかもしれません。


太陽は、中心部西側(右側)の4062黒点群でM1.9の中規模フレア、
南東の端近くの領域でC9.9の小規模フレアが発生しています。

どちらも特に活動的な様子はありません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。