宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 4/22 13:44 更新 太陽風は600km/秒台の高速風になっています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 昨日の午後から太陽風の速度が高まり始め、 夕方、21日18時(世界時21日9時)頃に600km/秒、 そして、21日22時(世界時21日13時)頃には、 700km/秒まで高まりました。 その後少し下がりましたが、 現在も630km/秒前後の高速の状態が続いています。 太陽風の磁場強度は、速度が高まると下がり始め、 18nTと強まった状態から、現在は6nTと平均的な値に戻っています。 南北成分は、グラフの前半は南北に変化していますが、 後半はやや北寄りの傾向になっています。 磁気圏の活動は高まっていて、 AE指数は800nT前後の中規模の変化が繰り返し発生しています。 グラフの後半で変化がやや小さくなっているのは、 磁場が北寄りになってきたためでしょう。 SDO衛星AIA193を見ると、 南半球のコロナホールは、 大きい広がりが西半球(右側)に進んでいますが、 南東側(左下)にも次の広がりが見えています。 この領域の影響もやって来ると、 高速風は1週間くらい後まで続くかもしれません。 太陽は、中心部西側(右側)の4062黒点群でM1.9の中規模フレア、 南東の端近くの領域でC9.9の小規模フレアが発生しています。 どちらも特に活動的な様子はありません。
(c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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