宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 4/30 12:37 更新 太陽風は平均的な状態です。Mクラスの中規模フレアが発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後に400km/秒台に戻り、 現在は430km/秒と平均的な状態で推移しています。 磁場強度は、今朝までは8nT前後と少し強まっていましたが、 グラフの最後で5nTに下がっています。 磁場の南北成分はやや北寄りの傾向でしたが、 グラフの最後で南向きに強まる変化が起きています。 このため、磁気圏の活動も少し強まって、 AE指数は穏やかな状態が続いていましたが、 グラフの最後で500nTの中規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見えていません。 この後の太陽風は、穏やかな状態が続きそうです。 太陽は、X線グラフで変化が目立つ様になり、 北東の端近く(左上)の4079黒点群でM1.7、 北西(右上)の4078群でM1.3、M1.6の中規模フレアが発生し、 今朝、30日8時(世界時29日23時)に、 南西の端(右下)の4065群でC7.3の小規模フレアが発生しています。 C7.3のフレアは、太陽の少し向こう側で発生しているので、 実際の規模はこれよりも大きかったかもしれません。 噴出としては、このC7.3が目立っていて、 GOES衛星SUVI 304では、プロミネンス噴出が撮影され、 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 CME(コロナ質量放出)が太陽の右下に飛び出しています。 横向きの噴出なので、地球への影響はありません。 この後は、4079群の推移に注目して下さい。 ![]() C7.3の小規模フレアの時に発生したプロミネンス噴出。 (c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() 太陽の右下へ広がるCME。 (c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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