宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:13)
今日、C7.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/12 04:39 C1.8
02:02 C1.9
00:12 C7.6
9/11 --- ---
9/10 --- ---

黒点  9/12 (NOAA)
磁場 フレア
4207 3 β C8
4210 1 α ---
4211 1 α ---
4213 6 β C1
4214 5 β ---
4215 3 β ---
4216 3 β C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 402 -1.9
-2 h 394 +2.4
-4 h 405 +0.4
-6 h 403 +2.1
-8 h 412 +0.8
-10 h 412 +2.0
-12 h 423 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 1 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
9/12 0.3 4x10^2
9/11 0.3 2x10^3
9/10 0.3 3x10^3
9/ 9 0.3 1x10^3
9/ 8 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 9/ 7 13:34 高速太陽風が到来しています。速度は650km/秒まで高まりました。
2025/ 9/ 8 13:37 太陽風の速度は560km/秒に高まっています。磁気圏はやや活動的です。
2025/ 9/ 9 13:03 太陽風の速度は下がり、やや高速の状態です。皆既月食の動画をどうぞ。
2025/ 9/10 14:00 太陽風の速度は500km/秒に高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2025/ 9/11 13:19 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2025/ 9/12 13:13 更新
太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響が近付いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

景山植光さんより、カナダ・イエローナイフで撮影されたばかりの
オーロラの写真をいただきました。
撮影時刻は、現地11日1時(世界時11日7時)で、
今日掲載している太陽風やAE指数の図と見比べて下さい。

撮影の頃、太陽風の速度は450km/秒と平均的な状態で、
磁場は弱い南寄りになっていました。
磁気圏は、ある程度活動的だった様で、
AE指数は500nTの中規模の変化がしばらく続いています。

影山さんの写真では、激しい変化ではありませんが、
オーロラの緑色の光がきれいに写っています。
影山さんによると、
イエローナイフの天空いっぱいに広がったオーロラを
堪能した夜だったとのことです。

3枚目では、明るい月に照らされた雲も写っています。
この雲と比較することで、オーロラの本当の明るさが実感できる様です。
また、5枚目では、右端にプレアデス星団、中央上側にカシオペヤ座、
左下に北斗七星が写っています。
空のかなり広い範囲を撮っていることが分かります。

影山さんには、昨年の9月にもオーロラの写真を送っていただきました。
前回に続いて素晴らしい夜を迎えている様です。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、450km/秒から400km/秒へ速度が少し下がっています。
平均的な速さです。
磁場強度は、7〜8nTと少し強まった状態です。

磁場の南北成分は、
弱い南寄りからやや北寄りに傾向が変わっています。
このため磁気圏の活動は次第に穏やかになっていて、
AE指数は、初めの頃は500nTの変化が起きていますが、
変化は次第に小さくなって、現在は変化が見られなくなっています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心にコロナホールが大きく広がっています。
先頭(右端)は太陽の西側(右側)に進んでいて、
明日くらいから高速の太陽風がやって来る可能性があります。
太陽風の速度はどのくらいまで高まるでしょうか。
注目して下さい。


太陽は、12日0時(世界時11日15時)に、
北西の端(右上)に達した4207黒点群で、
C7.6と大きめの小規模フレアが発生しています。
4207群はこの後向こう側に進んで、見えなくなります。

東端(左端)には4216群が見えています。
今のところ、C1台の小さいフレアが発生した程度です。




カナダ・イエローナイフで、現地11日1時5分(世界時11日7時5分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地11日1時7分(世界時11日7時7分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地11日1時17分(世界時11日7時17分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地11日1時32分(世界時11日7時32分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


カナダ・イエローナイフで、現地11日1時33分(世界時11日7時33分)に撮影されたオーロラ。
(c) 景山植光氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。