宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:04)
今日、C4.4の小規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/22 09:22 C4.4
10/21 15:37 C3.7
10/20 18:51 C2.6
16:41 C3.5
14:13 M1.0
11:26 C5.9
05:05 M1.8

黒点 10/22 (NOAA)
磁場 フレア
4252 3 β ---
4254 1 α ---
4256 1 α ---
4257 2 β C4
4259 1 α C5
4261 3 β ---
4262 2 α ---
4263 3 β ---
4264 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 411 +1.1
-2 h 423 +1.2
-4 h 457 +0.5
-6 h 475 +0.9
-8 h 479 +2.9
-10 h 471 +0.7
-12 h 495 +1.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -6 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h 1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.1 2x10^2
10/22 1.2 4x10^2
10/21 0.3 3x10^2
10/20 0.3 4x10^2
10/19 0.2 8x10^2
10/18 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/10/17 13:56 太陽風は平均的な状態です。磁気圏は穏やかです。
2025/10/18 13:48 太陽風は平均的な速度で安定しています。Mクラスフレアの発生が続いています。
2025/10/19 12:41 高速太陽風が到来し、速度は500km/秒に高まっています。4246群は見えなくなりました。
2025/10/20 10:18 高速の太陽風が続いています。太陽は穏やかになりそうです。
2025/10/21 12:52 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏は比較的穏やかです。
最新のニュース

2025/10/22 14:04 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽の向こう側で規模の大きいCMEが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの後に500km/秒台を割り、
今朝には450km/秒へ、
そして現在は400km/秒と平均的な速さに戻っています。
18日に始まった高速風は、3日半ほど続いて終わりました。

磁場強度は、5nT前後で平均的な状態です。
南北成分は北寄りの傾向が続いています。
磁気圏は概ね静穏で、
AE指数は、小規模の変化が数回起きている程度です。

GOES衛星SUVI 195の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の中心部にコロナホールは見えていません。
太陽風は、この後は穏やかに推移しそうです。


今朝、22日5時(世界時21日20時)頃に、
太陽の向こう側で規模の大きい活動が発生した様で、
SOHO衛星LASCO C2、C3で
太陽を大きく囲む様なCME(コロナ質量放出)が観測されました。
活発な活動が続いていた4246黒点群で発生したのかもしれません。

また、GOES衛星CCOR-1でもCMEが撮影されています。
こちらは、画面の下側を月が横切っています。

太陽のこちら側では、
中心部南東側(左下)の4257群と2459群で、
今朝、22日9時半(世界時22日0時半)にC4.4、
22日10時(世界時22日1時)にC4.7の小規模フレアが発生しています。
GOES衛星SUVI 131の動画を掲載します。

この動画では、左下に向かってコロナが噴出する様子も見えています。
Cクラスなので噴出は小規模だと思いますが、
この後のSOHO衛星LASCO C2、C3などに注目して下さい。




太陽の向こう側で発生したCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で発生したCME。
(c) GOES衛星CCOR-1 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


22日9〜10時(世界時22日0〜1時)に、4257群と4259群で発生したC4.4とC4.7の小規模フレア。
(c) GOES衛星SUVI 131 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星SUVI 195カメラによる太陽コロナの様子
(c) GOES衛星SUVI 195 (NOAA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。SOHO衛星のWebページより取得しました。
(c) SDO (NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。