宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
今日、M1.3の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/22 09:24 C2.3
07:00 C3.1
05:52 C6.2
05:17 C4.0
04:57 C6.1
04:30 C4.6
03:15 M1.3
12/21 04:48 C2.8
04:18 C2.7
12/20 16:40 M1.0
07:15 C1.9
02:07 C2.3
00:40 M1.0

黒点 12/22 (NOAA)
磁場 フレア
4311 5 β ---
4312 1 α C2
4315 2 β M1
4316 12 β M1
4317 15 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:44 675 +0.7
-2 h 680 +1.0
-4 h 692 -0.9
-6 h 684 -3.3
-8 h 604 -1.5
-10 h 624 -1.2
-12 h 646 -2.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
12/22 0.3 2x10^3
12/21 0.3 8x10^3
12/20 0.3 6x10^3
12/19 0.3 4x10^3
12/18 0.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
GOES SUVI (NOAA)
LASCO (SOHO)
CCOR-1 (GOES)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/12/17 13:51 太陽風の速度は650km/秒まで高まり、高速の状態が続いています。北極航路の機内からのオーロラをどうぞ。
2025/12/18 12:13 太陽風は650km/秒と高速です。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/19 13:37 太陽風は600km/秒と高速の状態が続いています。
2025/12/20 08:47 太陽風の速度は500km/秒と少し下がりましたが高速です。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2025/12/21 09:48 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2025/12/22 12:55 更新
太陽風の速度は680km/秒に高まっています。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランドに滞在中の藤井哲也さんより、
現地21日未明と朝の時間に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

撮影場所は、ミーヴァトン湖畔から80kmほど移動した場所とのことで、
真っ黒な溶岩や火山を真っ白な雪が覆っているそうです。

1枚目は、この直前まで曇っていて、
やっと星空が見えて撮影できたとのことです。
AE指数を見ると、この少し前に500nTの変化が起きていたのですが、
この撮影の頃には変化が小さくなっています。
写真のオーロラが穏やかなのは、
変化が落ち着いたタイミングだったためかもしれません。

2枚目は時間としてはすっかり朝になっています。
快晴で満天の星空だったそうです
オーロラは北の空に低く見えていたとのことです。

この頃から、太陽風の速度が高まって、オーロラの活動が強まって来ました。
次の夜からは状況が大きく変わるかもしれません。
現地の貴重な情報をどうもありがとうございます。



太陽風は、昨日のニュースの後から速度が高まっていき、
400km/秒と平均的な状態から、夕方には600km/秒に高まりました。
今朝になるともう一段高まって、現在は680km/秒で推移しています。
磁場強度は、グラフの前半は12nTに強まっていますが、
後半で少し下がり、現在は8nT程度です。

磁場の南北成分は、南北にある程度の振幅で変化を繰り返しています。
磁気圏の活動は強まって、
AE指数は、800〜1200nTと大きい変化が繰り返し発生しています。
グラフの最後は変化が少し下がっていて、
300nT程度の小規模になっています。

SDO衛星AIA193では、中心部のコロナホールは西側に進んでいますが、
速度の高まりのタイミングは少し早かった印象で、
27日周期の図の前周期の太陽風と同じ様な変化になっています。

コロナホールは、南東側(左下)に大きく広がっています。
前周期と同様に、高速風は長い期間続きそうです。
注目して下さい。


太陽は、南東の4316黒点群で、
M1.3の中規模フレアが発生し、
その後もC3.9、C6.3、C4.0、C6.2などの小規模フレアが続いています。
この後も活動が見られるでしょうか。




アイスランド北東部で、現地(世界時)21日2時45分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


アイスランド北東部で、現地(世界時)21日7時52分に撮影されたオーロラ。
(c) 藤井哲也氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。