宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:59)
今日、C4.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 7 08:52 C3.0
05:21 C2.1
02:02 C4.5
01:10 C2.3
5/ 6 --- ---
5/ 5 23:52 C2.1

黒点  5/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
4076 1 α ---
4079 32 βγ C5
4081 9 β C2
4082 8 βγ C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 588 -0.3
-2 h 596 -0.8
-4 h 616 -2.2
-6 h 604 +0.2
-8 h 639 -0.9
-10 h 586 -0.6
-12 h 612 +1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -36 -/ -
-2 h -35 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
5/ 7 0.9 3x10^4
5/ 6 0.5 2x10^4
5/ 5 0.6 2x10^4
5/ 4 0.4 9x10^3
5/ 3 0.2 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 5/ 2 12:58 太陽風の速度が高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 5/ 3 09:31 太陽風の速度は630km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 5/ 4 10:09 太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。4079黒点群が大きな姿を見せています。
2025/ 5/ 5 10:25 太陽風の速度は700km/秒に再び高まっています。磁気圏も活動的です。
2025/ 5/ 6 09:31 太陽風の速度は790km/秒に高まりました。高速の状態は続いています。
最新のニュース

2025/ 5/ 7 09:59 更新
太陽風は600km/秒の高速風が続いています。4月の黒点相対数は 140.6 でした。

担当 篠原

WDC-SILSO より、4月の黒点相対数月平均値は、
140.6 と発表されました。

2月の154.6、3月の134.2などと同等で、
昨年の9月以降、150前後の値で推移しています。
1枚目の図を見ると、
昨年7月、8月の200に達する様な高まりではありませんが、
全体的にはまだ高まった状態が続いています。

1日値を見ても、100を割ったのは30日中4日だけで、
黒点が多く見える状態が安定して続いている様です。

それでも、1枚目の図の11年前、2014年の値を見ると、
後半から大きく低下が始まっています。
今回も同様の変化になるかもしれません。
今後の推移に注目して下さい。


太陽風の速度は、昨日のニュースの後に
700km/秒から600km/秒へ一段下がりましたが、
現在も高速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がっていますが、
平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南向きの変化が少なくなっていて、
磁気圏の活動は減少しています。
AE指数は、800nTの中規模の変化も発生していますが、
全体的に変化が少なくなっています。

5月2日に始まった高速太陽風は、6日目に入っています。
この後、いつまで続くでしょうか。


太陽は、4079黒点群の活動が少し高まって、
C1〜4の小規模フレアが次々に発生する様になっています。
活動の規模が大きくなる様であれば、注意して下さい。

また、7日1時(世界時5日16時)に太陽の南側で、
7日2時(世界時5日17時)に太陽の北側で、
連続するようにフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

それぞれ、下寄りと上寄りに噴出している様ですが、
地球への影響は見られるでしょうか。



太陽黒点相対数の長期変化。4月の黒点相対数は 140.6 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


4月の太陽黒点の推移。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


1975年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽の南側と北側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。