宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2025/ 5/ 4 10:09 更新 太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。4079黒点群が大きな姿を見せています。 担当 篠原 昨日のニュース以降も太陽風の速度は次第に上昇して、 3日15時(世界時3日6時)頃には700km/秒台に達し、 3日22時(世界時3日13時)頃には770km/秒まで高まりました。 今朝、4日5時(世界時3日20時)頃から少し下がり始めていますが、 現在も700km/秒とかなり高速の状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期を少し上回るくらいの速度の高まりになっています。 10nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、 速度が700km/秒台に高まった頃から下がり始め、 現在は6nTと平均的な値に戻っています。 そして、磁場の南北成分は 0nT付近で小さく変化する様に傾向が変わっていて、 この影響で磁気圏の活動は規模が小さくなっていて、 グラフの後半では変化が少なくなっています。 前周期の太陽風を見ると、 高速の太陽風は3〜4日後くらいまで続くかもしれません。 引き続き注目してください。 太陽は、4079黒点群が大きな姿を保っています。 フレアは、C1〜2の小さい規模に留まっていますが、 黒点群が太陽の中心付近に達しているので、 急に規模の大きい活動が発生した場合は、 影響が地球にやって来る可能性も高くなっています。 ![]() 4079黒点群の拡大写真。 (c) SDO衛星HMII (NASA)、作図:宇宙天気ニュース ![]() SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分) 磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC ![]() ![]() 27日の太陽周期に合わせた図 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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