宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:09)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 4 00:52 C2.1
5/ 3 23:52 C2.0
23:04 C2.3
06:24 C3.6
5/ 2 --- ---

黒点  5/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
4076 1 α ---
4079 32 βγ C4
4080 3 β ---
4081 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 682 -0.6
-2 h 712 -0.8
-4 h 734 +0.6
-6 h 754 +0.3
-8 h 776 +0.8
-10 h 754 -0.9
-12 h 757 +2.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -52 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -32 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -34 -/ -
-10 h -45 -/ -
-12 h -46 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^3
5/ 4 0.4 8x10^3
5/ 3 0.2 5x10^3
5/ 2 0.2 1x10^3
5/ 1 0.2 4x10^2
4/30 0.2 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
太陽風予報 (NOAA)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2025/ 4/29 12:49 太陽風は低速になっています。磁気圏はとても穏やかです。
2025/ 4/30 12:37 太陽風は平均的な状態です。Mクラスの中規模フレアが発生しています。
2025/ 5/ 1 13:42 太陽風の速度は平均的な状態です。M2.0の中規模フレアが発生しました。
2025/ 5/ 2 12:58 太陽風の速度が高まっています。磁気圏の活動も強まっています。
2025/ 5/ 3 09:31 太陽風の速度は630km/秒に高まっています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2025/ 5/ 4 10:09 更新
太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。4079黒点群が大きな姿を見せています。

担当 篠原

昨日のニュース以降も太陽風の速度は次第に上昇して、
3日15時(世界時3日6時)頃には700km/秒台に達し、
3日22時(世界時3日13時)頃には770km/秒まで高まりました。
今朝、4日5時(世界時3日20時)頃から少し下がり始めていますが、
現在も700km/秒とかなり高速の状態が続いています。

27日周期の図を見ると、
前周期を少し上回るくらいの速度の高まりになっています。

10nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、
速度が700km/秒台に高まった頃から下がり始め、
現在は6nTと平均的な値に戻っています。

そして、磁場の南北成分は
0nT付近で小さく変化する様に傾向が変わっていて、
この影響で磁気圏の活動は規模が小さくなっていて、
グラフの後半では変化が少なくなっています。

前周期の太陽風を見ると、
高速の太陽風は3〜4日後くらいまで続くかもしれません。
引き続き注目してください。


太陽は、4079黒点群が大きな姿を保っています。
フレアは、C1〜2の小さい規模に留まっていますが、
黒点群が太陽の中心付近に達しているので、
急に規模の大きい活動が発生した場合は、
影響が地球にやって来る可能性も高くなっています。




4079黒点群の拡大写真。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。